ストーリー展開


(1)誘因(はじまり)

ヒロイン。怪物に襲われている。黒い大きな赤い目をした怪物。ヒロインを捕まえようと手を伸ばしてくる。必死で逃げるヒロイン。足がつって転びそうになる。今にも怪物の手がヒロインの肩をつかもうとしている。
 そう思った瞬間に目が覚めた。見知らぬ病室。白く清潔な部屋。窓から暖かな日差しが入り込んでいる。
「大丈夫」手を握ってくれている女性。やさしそうな顔をした中年女性が心配そうに自分の顔をのぞき込んでいる。もう大丈夫だとヒロインは思った。

 ヒロインの名前はスズという。スズは過去のことをぼんやりとしか覚えていない。物心ついたときから病院暮らしを余儀なくさせれていたこと。快適な入院生活を送れるほどの財力の家に生まれたことくらいか。
 悪夢(だと思う)にうなされていたときに手を握ってくれていた女性はメアリーという。中年の少しふっくらした(失礼)体系の柔和な笑顔の女性だ。施設は他にも10人ほどの男女が暮らしている。コールドスリープから目覚めた人たちで施設での生活に慣れたあと、外界に出て行くのだという。
 この施設で目覚めた人は全員、超長期のコールドスリープから目覚めた人たちである。彼らの持つ知識や常識と、外の世界との間にあまりにも知識や常識の隔絶があるため、すこしづつ外の世界について学習して適応していった末に、施設を卒業していくのだという。 もっとも、メアリーによると中には外の世界になじめずにずっと施設で暮らしている人もいるとのこと。








(2)期待(中盤)






(3)満足(結末)